2020年までに全ての児童にタブレット端末を送る計画がある | TABLETS!
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2012年3月29日

2020年までに全ての児童にタブレット端末を送る計画がある


他にやることがいっぱいですが、既にこんな計画が立てられています。
今回はその第一歩となるタブレット学習システムが開発されました。

学習塾の湘南ゼミナール(横浜市、木島文義社長)は多機能携帯端末(タブレット)を活用した学習システムを開発した。ネットに接続した端末で塾生が一斉にテストを受験し、点数や順位などの情報を瞬時に把握できる。データを分析し学習指導にも生かす。国は2020年度までに児童や生徒に1人1台ずつタブレットなど情報端末を普及させる計画を掲げており、教育委員会やほかの学習塾にもシステムを売り込む。
開発したシステム「フレンズ」は4月から神奈川県、東京都内で小中学生のコースのある83校に導入する。米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を活用した専用のタブレット2000台を貸与し、カリキュラムに応じて塾生が利用できるようにする。システム開発費を含めた投資費用は約1億5000万円。
第1弾として小学5、6年生を対象にした算数の講座にシステムを導入する。学力の近い10人程度のグループに分け、2桁のかけ算や分数の足し算などテーマ別に問題を端末の画面に順次出題する。回答はペンで簡単に入力可能。問題を解く速さや難易度に応じて点数が自動計算され、テスト中でも画面内で自分の順位をリアルタイムで確認できる。「ゲーム感覚で参加できるため、塾生の学習意欲の向上につながる」(同社)
テストの結果をもとに塾内の教室同士の点数の比較ができるほか、システムを導入したほかの塾の生徒を合わせた順位も瞬時に計算。サーバーに蓄積した塾生のテスト結果を分析し、不得意分野の洗い出しなど学習指導にも生かす。講座の満足度などを調べるアンケート調査にも活用することで塾の退会を未然に防ぐ効果も見込む。
7月には中学生の英語講座に、年末には理科や社会の暗記問題などに順次システムを拡大する。学習指導要領の改訂で学習量が大幅に増えており、基礎的な学力向上を求める新規顧客の開拓につながるとみている。
4月にはシステム外販を担当する子会社を設立する予定。教育委員会や他の学習塾にシステム導入を働きかけ、利用料を徴収する。塾講師の仕事で大きな割合を占めるテストの採点作業も要らず、業務効率化につながるという。
湘南ゼミナールの12年3月期の売上高は前期比10%増の63億円の見通し。システム外販や塾生の増加により今後5年間で累計10億円の増収を見込む。
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E0EAE2E59C8DE0EAE2E1E0E2E3E09EEAE0E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E6

こうなると、オサレな通学鞄はみんな手提げになってしまうのでしょうか。
ランドセルの形状が大きく変わる日もそう遠くないかもしれませんね。